おかきは米菓子で、主に餅を小さく切って乾燥させ、表面がきつね色になるまで炙ります。 また、小粒なものをあられと呼んでいます。

食べておいしい「おかき」ですが、実はからだにやさしいお菓子でもあります。昔は元気の出る食べものとして知られ、授乳のため栄養をつけたい産婦さんなどにもよく食べられていたそうです。「おかき」や「お煎餅」はお米から出来ているので、良質のタンパク質、脂質、カルシウム、ビタミンB1、B2、ミネラル、食物繊維などが含まれていて栄養豊富。実は「おかき」作りの中の乾燥させる行程が、お米の持つ栄養パワーを凝縮する効果を高めてくれるそうです。
また、もち米の中に含まれているでんぷんがα化(糊化)しているため、消化もよく、洋菓子などに比べてエネルギーや脂質が少ないこともあり、その点でもヘルシー。お子様からお年寄りまで安心して味わっていただける、体にやさしい健康的なお菓子なのです。

さらに、もち米に含まれる糖分と、ぱりっとした「おかき」を噛むことで、少ない量でも満腹感を得やすいので、ちょっと小腹がすいたな、という時や、おやつが食べたいけどカロリーが気になるという方にもぴったりですね。
京都で「おかき」といえば「京千枚」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。 何十年も変わらず、昔ながらの味と食感で皆様から永く御贔屓(ごひいき)いただいております。