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美味しい扉開きます12手作りかりんとう

Web店青木です。おはようございます。
今日はこの時期にしっとり食べたい手作りかりんとうを
ご紹介します。発売したのはミックス豆と同じく約20年
前です。(んー、結構ロングセラーだな)
当時のかりんとうは小指ほどの大きさのカリカリッとし
たかりんとうが主力で量の多い少ないが売れ易い売れ難
いの判断基準でした。ですから、少しでも量を多く入れ
ることに精力を注ぎました。競争がくり返され成熟して
きた頃オヤっ?と思う商品が出始めました。
段々このパターンの競争にヘキヘキしてた頃、かりんと
うをこだわって作っている親父がいる!情報を入手し、
すぐさま訪ねました。そこは原料になる素材選びから始
めるやかましそうな製造屋さんでした。今でこそ、素材
選びは基本中の基本ですが当時の価値基準(少しでも量を
多く)では、あり得ないほどめんどくさく、評価の対象に
はならないチェックポイントでした。
砂糖・油・小麦粉は、国産品を中心に良質なものだけを
厳選。江戸かりんとうの、強力粉を『やわこね』し、油
でふっくら揚げた、上級階級のお菓子に対して訪問した
かりんとう屋は、薄力粉を『かたこね製法』にて、油で
じっくり揚げた素朴で生地に旨味のある、且つ、保存食
や土産物としても地元で人気のあるかりんとうでした。
説明を聞いて食べさせてもらった時の感動は今でも覚え
ています。それまでのかりんとうは少し黒糖が濃いか薄
いかでしたが、かりんとうに色々な表情:味、硬さ加減、
コク、香ばしさ、甘さの引き具合いが有るのかと関心し
ました。一度にそのかりんとう屋さんの考え方が好きに
なり、その場でオリジナル製造の依頼をしました。
何が違うって、表面に付く黒糖の甘さとは別に生地の甘
さ、旨さがハッキリ感じられます。んー、言葉で説明す
るのが何とも難しい。食べればなに語ることもなく理解
していただけることでしょう。口に入れた瞬間の黒糖の
甘さの後噛み始めると香ばしさ共に優しい甘さが後から
追いかけてくる感じ。コレ、生地というか原料素材の甘
さなのです。ですから自然な甘さ、心地良い甘さです。
ちょっとゆっくり噛んで感じてみてください。きっとわ
かるはずです。それが感じられ始めたらいろんなお菓子
を今まで以上に楽しんで食べていただけるはずです。素
材の違いがわかる人になって下さい。くーっ、格好いい。
そんな生活は目の前に迫っています。手作りかりんとう
で自分の感性をさせてみる!?
20年前と配合は時代に合わせて微妙に変化させてますが
基本となる素材はもちろん、「かたこね製法」で今も丁
寧に作っています。だから、今食べても新鮮に感じます。

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