青木光悦堂と、京都「東福窯」のコラボレーション企画
京焼き絵付師、二代目中村源水氏の手による華やかなお振出に「金粉・和三盆」の金平糖を合わせました。
振出(ふりだし)は、茶道具のひとつで金平糖や砂糖豆・霰・甘納豆など小粒の菓子を入れる小形の菓子器のことです。
青木光悦堂ではこの度、若き京焼き絵付け師、東福窯の二代目中村源水氏とコラボレーションし、金平糖用の「おふりだし」と
させて頂きました。贈答品として、またお稽古用や日常にもお使いいただけるよう設えております。
上品なお味に仕上げた、自慢の金平糖を美しい菓子器と共にお楽しみ下さいませ。
- 二代目 中村源水略歴
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- 昭和52年
- 初代源水の長男として京都に誕生
- 平成 5年
- 大徳寺聚光院にて薫陶を得る
- 平成12年
- 父初代源水に師事、東福窯の特色である古作の伝統技法による創作陶芸に精進修行する
- 平成17年
- 東福窯 中村源水を襲名
- 平成18年
- 高島屋京都美術工芸サロンにて初個展を開催
- 平成26年
- 京都祇園「京カフェコムサ」のタルトのプレートを作陶。専属となり、以後、作品を常設展示
- 平成27年
- 京都国際会館内茶室「宝松庵」にて個展を開催
- 平成28年
- 京都陶磁器会館にて作品展示
- 京都「東福窯」
- 東福窯は陶芸の里 京都 東山五条坂にて、仁清・乾山写の茶陶作りに研鑽した初代能久が昭和五十年に開窯した京焼・清水焼の窯元です。
- 東福窯のあゆみ
- 昭和初期、陶芸の街京都五条坂にて、祖父、中村重山が仁清・乾山写の茶陶づくりを始めるため開窯する。
その後、その後東福窯 父、中村能久が研鑽を重ね、各種美術展にて入賞。全国各地で個展を開催する。
平成元年に紫野大徳寺聚光院再住の小野澤寛海師により「源水」號を授かり現在は長男の中村治可が源水(二代 中村能久)を襲名している。
- 大徳寺聚光院と東福窯
- 父、中村能久(初代源水)は高取焼 窯元 初代 鬼丸碧山(おにまるへきざん)先生と親交ががあり、 その知遇を得て当時ご住職であった小野澤寛海和尚により源水の號を拝受し、聚光院の出入りを許された。 後に、小野澤虎洞和尚がご住職となり、長男治可が二代 源水として薫陶を受けている。
自由・未来・夢・愛をテーマとした私の作品を通して、陶芸という京文化・日本文化を担う一つの点がこれからの世界を結ぶ線となれるように願いを込めて…家に友人を招いて気軽に一服。
パーティでのティータイム、そしてお茶席。そんなシーンに花を添えるよう作陶しました。
まだまだ私も修行の身ではありますが、私の作品を通じて幅広い世代の方々に『茶の湯』の楽しさを感じて頂ければ幸いです。
二代源水の作品は京焼の基礎を踏まえつつ、色絵を中心として彼の明朗闊達な人間性による天性の色彩感覚とデザインセンスでこれからの茶陶を予感させる。
大徳寺 聚光院 小野澤虎洞住職より
京都の青木光悦堂と東福窯の手による茶室から日常へをコンセプトに作られた「○(まる)シリーズ」。
茶道具である「振出」を、なにげない日常に溶け込むアイテムとしてお家の中のどんなシーンにでも似合えば良いなと作った次第です。
ダイニングで、リビングで寛いでいる時に、キッチンで料理中に、ちょっと甘いものを摘んで「ほっこり」はいかがでしょうか?
金平糖だけでなく飴ちゃんや甘納豆、ラムネなどコロコロっとした物なら色々詰め替え可能。貴方だけの使い方を見つけて楽しんで頂けたら嬉しいです。
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金粉金平糖
おめでたい菓子として御祝いの席で贈られてきた金平糖に金粉を上品に散らしました。
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和三盆金平糖
高級和菓子にも使用される和三盆を使った程よい甘さの上品な金平糖に仕上げました。
こちらの商品は一つ一つ手作りの限定品となっております為、同商品でも柄、配置など個々に多少の差が生じます。手作りだからこそ生じる個体差ですので、ご承知の上ご購入下さいませ。
塗盆、漆卓などの上で器を引きずると、盆、卓に傷がつく場合がありますのでご注意ください。
色絵・金・銀彩の器について電子レンジ、オーブンなど高温になる器具でのご使用はお避け下さい。絵付けがはがれる原因になります。洗浄の際、クレンザーやナイロンたわしで強くこすらないで下さい。